公務員や教師
「もうしつこいというか、いちいち細かいこと聞くんですよ。相手の男性の特徴とか、職業とか、年齢とか……。そうですね、あのときとくに聞かれたのはね、公務員の人とか、教師とかの話でしたね。あ、たまたま、私がそういう人のことを覚えていたからかも」援助交際している高校生にとっては、中小企業の名前よりも、公務員や教師のほうが身近だし、印象深く、記憶に残るのも当然かもしれない。それにしても、相手となる男性は、どうして、職業を正直に言ってしまうのだろうか、と不思議だ。虚栄心があるのだろうか。「なんか、公務員とか教師って、自慢げに仕事振りを話すんです。たまたま私の相手となった人だけかもしれないけど。だから、公務員だとか、教員だってことを証明するようにした後で、『無料出会い系サイト』みたいなことを言っていたんです。だから覚えちやいます」翌朝、父親が警察に迎えに来て、美佐は無事帰宅することができた。そのとき、美佐が援助交際をしていたことは父親には告げなかったという。警察は美佐の「援助交際」経験を親に秘密にした。その後も、警察から美佐が事情を聞かれることはなかった。美佐の例をモデルケースにできるかどうかは不明だが、次のようなパターンが一つある。
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